歯切り加工
特殊なカッターを用いて歯車を製作するための加工です。求める仕上げの精度によって、歯切り加工に使う歯切り盤は、ラック歯切り盤、かさ歯車歯切り盤、ホブ盤、歯車シェービング盤、歯車研磨盤などに分類されます。
歯切り加工は、歯車を作るうえで最も重要な工程。歯切り盤とそれを扱うオペレーターの技術が求められます。
当社の歯切り加工について
当社はオーダー品加工を基本にしております。少ロット品から1000ロット程度の量産加工を得意にしております。
タイミングプーリーや平歯車、はすば歯、スプロケット、ウォームギア、ラックなど様々な歯車の製作加工を可能にしています。平歯車はモジュール5程度まで、タイミングプーリーはMXL、XL、Lサイズ等、各種歯形に対応しておりますのでお気軽にご相談下さい。
ブローチ加工
ブローチ加工とは、刃が鋸状に並んだ長い刃物（ブローチ）を用いて切削する加工方法のことをいいます。ブローチ加工は、他の内径加工に比べ「高精度で加工速度が早い」という特徴があります。加工速度の速さは納期短縮とコスト削減につながるため、ブローチ加工は「高精度」「短納期」「低コスト」を実現しています。
マシニング加工
CADなどのソフトで起こした図面データをNCマシン（機械）に読み込ませ、データ通りにマシンが切削していく加工です。プログラム通りに機械が切削稼動するため、高い精度を実現できます。
ただし、マシニング加工を行う際は、材料の強度や歪み具合などの限度を見極めながら作業する必要があります。
NC旋盤加工
固定した工作物を回転させ、そこにバイト（刃物）を送り運動させながらあてることで、思い通りの形状に切削する加工方法です。
円塔型に加工する場合に多く用いられ、バイト（刃物）の当て具合や送り運動加減の調節次第で、穴あけや溝入れ、ねじ切りなど多様な加工に対応します。
切削油を使用しない
クリーンな
”ドライカット加工技術”
ドライカット加工とは、従来切削油剤を使用して行なう加工を、油剤自体を一切使用せずにドライな状態のまま加工する技術です。
ウェット機での作業効率と比較すると、約20%の省エネ効果があり、環境にもクリーンな加工法です。さらに、生産リードタイムの短縮により、1個の加工時間を約1/6まで縮めることができます。
これより、お客様に短期納品が可能でさらには現行の生産原価より安価に製品のご提供が可能になりました。
当社ではシェーパとボブ盤のドライ対応が完了しており、シェービングなども順次ドライ化の推進を行っていく予定です。
低コストで短期間の加工をお求めでしたら、一度お気軽にご相談下さい。